【 命の鑑定人・外伝 〜ユッキーの日常〜 】 (2010/08/05)
(ボイスドラマ用として制作しました。会員サイトにて公開中)

ユッキー
「あ、ベランダに死にそうなセミがいる。モクモクモク、ふぅ。
 こんにちは。ボク、ユッキー。ご主人様は沙姫様といってゲームのプログラマをしているよ。
 最近、会社がヤバいらしく、今は在宅でお仕事してるんだって。
 偶に家にも来る彼氏の何とか助ってやつと電話で話してた。
 いつも噛み付いてやろうと思ってるんだけど、
 ぼーっとしてるように見えて中々隙の無いやつなんだ」

沙姫
「ユッキー、今日もお留守番ありがと」

ユッキー
「沙姫様が帰ってきてボクにチューをした」

沙姫
「さーて、残りの仕事片付けよかなー。
 描画エンジン調整して、ディザ処理された画像用に良い感じに圧縮しつつ、
 裏でLE7(エルイーセブン)を回しとけば何とかなるはず…、よし!」

ユッキー
「ボクは沙姫様の膝の上で、沙姫様を眺めてる。
 ボクはお仕事している時の沙姫様が好き。
 だって、心の色が綺麗な青色だから。
 そういえば、この間、勝手に家に入ってきた女の子も同じ色をしてたっけ。
 ボクが睨んだら出て行ったけど」

ユッキー
「あ、床のとこ…、ぴくぴく痙攣してる蚊がいる。モクモクモク。ごちそうさま」

ユッキー
「ボクはユッキー、最近はいつもご主人様と一緒にいるよ。
 ご飯の時や寝てるとき、お風呂とトイレ以外は全部一緒。
 彼氏とナニかしてる時も同じ部屋にいるよ。
 …やっぱり、あいつだけは噛み付いてやらないと」

ユッキー
「あ、机の下の箱の中に、動けなくなった黒いのがいる。モクモクモク…」

沙姫
「ん? 今、ユッキーの眼が青く光ったような… ふふ、気のせいか」

ナレーション
「出演、縫ぐるみのユッキー、愛原圭織。井原沙姫、貴坂理緒。脚本、祇羽がお送りしました」


END




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