BBS-AVG エピソード1 〜暗闇の部屋〜(後編)


(C)2005 StudioGIW(スタジオギウ) / M.Sekiya

■M.Sekiya がゲームマスター(以下GM)を行っています。
■プレイヤー(以下PL)は、1ターンに1行動(1レス)を行え、GMが書き込みを行った時点で、1ターンが経過します。
■ログは、上から下へ読んでください。

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BBS-AVG(出張版w)   ルール説明
M.Sekiya   HOME
ということで、BBS-AVG(エピソード1)「暗闇の部屋」の続きを行いたいと思います。

現在までの経緯はこちら↓(せう さん作)
http://www.ctk.ne.jp/~syaa/log.html

■基本ルール
bbs_avg.txt

■専用ルール
・各スレッドのタイトル名は、「ターン数」にします。
 ターン数はGMが決めますので、PLの皆様は、そのまま返信してください。
 (例 Re:Turn.5 )

・途中参加したい人は、「目を覚ました」的なコメントで1ターンを消費してください。
Date: 2005/10/31/Mon/16:15:24   [400]

Turn.8   ターン経過!
M.Sekiya   HOME
 せうは、壁にかけられているロウソクに火を灯す…
少しだけ、部屋の明るさが増した。

 壁には、まだ数十本のロウソクが取り付けられている。
ロウソクは、簡単に取り外せそうだ。
中央には、柱台が2本、その上に壷が1つずつ乗っている。


 クラウドとせうは、マッチ棒を1本ずつ消費しました。
Date: 2005/10/31/Mon/16:16:55   [401]

Re:Turn.8
クラウド  E-Mail  HOME
 よし、何とか向こうの人が火を点けてくれたみたいだ。
 こっちのマッチは…………消えちまったか…。
 まあいい、あのロウソクで残りのロウソクに火を点けていけば大分マシになるだろう。
 今の状態でもある程度見えるしな。
 
 周りに数人人がいるな…………………………んんっ!?
 一人倒れてるぞっ!?
 fuckin'だぜっ。

 アレは……女の人だな。
 いや、男か女かなんてのはどうでもいい。
 問題なのは「倒れてる」ってコトだ。
 まさか………死んでないよな?

 こ、こうしちゃいられない。
 何とかしないとっ。

「だ…大丈夫ですかっ!?」

[行動:ジークヒルデを揺さぶり起こす]
[所持アイテム:無し]
Date: 2005/10/31/Mon/19:19:00   [405]

Re:Turn.8
ジークヒルデ  
 長い夢を見ていた…。

 ……。 …し…。
 声が聞こえて来る。 ここはどこ?
 ゆっくりと意識が浮かび上がって来る。
 何があったの? 暗くて怖かった…夢?

 …ル…。 ……ルー…。
 誰? 何を言っているの?
 …ル…、シ…、ア…。
 ルシア? 誰? 私の事?
 ル…シ…を忘れないで…。

 あなた誰? 私が誰だか知っているの?
 お願い、待って、私を置いて行かないで!

 ふわりと世界が開けるとそこは小さな部屋の中。
 蝋燭のほのかな明かりに私を覗き込んでいる人影が見える。

 「…あなたは……?」



 声を掛けてくれた人に問い掛けて反応を見てみます。
Date: 2005/10/31/Mon/19:48:56   [408]

Re:Turn.8 〜記憶〜
せう   HOME
少し明るくなり、ほっと一息つく。
人は光を浴び、闇を踏みしめ生きている。
光とは即ち太陽であり、闇とは即ち影である。
ロウソクは取り外すことはできても、素手で持ち歩くには危険だ。
マッチ箱では、解体して皿にしても長くは持たないだろう。

『火のついたロウソクの周りを調べる。火のついていないロウソクが手に届く範囲にあるか、ロウソク以外に何かないか』

僕は不意に頭痛を覚えた。脳裏に一つ、絵が浮かび上がる…。

<<所持アイテム>>
・マッチ箱

<<行動履歴>>
 『手探りで明かりを探す』→『触れたもの掴む』→
→『正面の壁を調べる』 →『更に注意深く調べる』→
→『マッチ箱を調べる』→『壁石でマッチ棒に点火を試みる』→
→『ろうそくに火をつける』 →『ロウソクの周りを調べる』
Date: 2005/10/31/Mon/20:00:04   [410]

Re:Turn.8
ワレモコウ  
じっとしたまま、どれくらい時間が経っただろう・・・
思考が麻痺してくるかと思ったころ、誰かが蝋燭を灯してくれたらしく部屋が少し明るくなった。少しの光なのにとてもほっとする。
まだ記憶がはっきりしないのが問題だけど・・・。

周りはどうなっているのか見てみると、
さっきの女の人(おそらく)が倒れている!
いまさっきマッチを使った人が助け起こしに行ったようだ・・・
と、ぼーっと見ている場合ではなかった!

「驚かせてごめんなさい、大丈夫ですか?」
(同じく、ジークヒルデさんを起こしに行きます。)
Date: 2005/10/31/Mon/23:52:19   [413]

Re:Turn.8 END
M.Sekiya   HOME
Turn8終了。
Date: 2005/11/01/Tue/00:51:57   [418]

Turn.9   ターン経過!
M.Sekiya   HOME
 クラウドとワレモコウはジークヒルデを揺さぶり起こした。

 せうは、ロウソクの周りを調べた…
特に変わったところは無い。
火の灯った30センチほどのロウソクと、石壁があるだけだ。

 手の届く距離に他のロウソクは無いが、
このロウソクを取り外せば、問題なく火を灯しに行けるだろう。
Date: 2005/11/01/Tue/00:52:58   [419]

Re:Turn.9
クラウド  E-Mail  HOME
「だ…大丈夫ですかっ!?」

 返事が無い、ただの屍の様だ。
 …………いや、そうじゃないって。
 息はしている、良かった、生きてはいるみたいだ。

 何度か揺すっていると、向こうでじっとしていた人も駆け寄ってきた。
 2人がかりで揺さぶる。
 するとうっすらと目が開いた。
 だが焦点が合っていない、意識は戻っていないようだ。

「しっかり、しっかりしてくださいっ!」

 再度揺さぶると若干我に返ったような表情になる。

「…あなたは……?」

 うつろな眼差しで、彼女は問いかけてきた。
 弱々しくではあるが、瞳は確実にこちらを向いている。
 何とか意識は取り戻したようだ。

「良かった、気付かれたんですね。私は………。」

 と……、そういえば覚えてないんだった。
 逆にこっちが聞きたいぐらいだ。
 さて、どうするか…。

 嫌な予感がした。
 そういえばオレも気付いたらここで寝てたな、傍から見ればアレも「倒れていた」の何物でもない。
 まさか…。
 
「立てますか?いえ、そのままでいいです。2人とも、聞いてください。」

 一息つく。

「私は………自分が誰なのか、それに今までの記憶、何一つ覚えていません。ただ気が付いたらあなたが倒れていましたので、それで起こしに来ました。」

 倒れていた人を見ながら言う。
 そして、思い切って訊ねてコトにした。

「あなた方は今のこの状況について、何かご存知ありませんか?」

[行動:2人に問い掛ける]
[所持アイテム:無し]
Date: 2005/11/01/Tue/03:38:05   [421]

Re:Turn.9 〜激震〜
せう   HOME
ロウソクの周りは何もない…炎を見ているうちに膝が落ちる。
少年が一人、暗闇の中で座っている。
周りにはロウソクが8本、少年を囲んでいる。
少年から一瞬、光の線が横に広がった!
その瞬間、8本のロウソクは全て光を失った…。

『思わずその場に屈みこむ』

僕ははっきりと分かった。この少年は幼き頃の自分なのだと…!

<<所持アイテム>>
・マッチ箱

<<行動履歴>>
 『手探りで明かりを探す』→『触れたもの掴む』→
→『正面の壁を調べる』 →『更に注意深く調べる』→
→『マッチ箱を調べる』→『壁石でマッチ棒に点火を試みる』→
→『ろうそくに火をつける』 →『ロウソクの周りを調べる』→
→『思わずその場に屈みこむ』
Date: 2005/11/01/Tue/12:17:41   [424]

Re:Turn.9
M321-2  
見ているとここにいる人たちは皆ここに迷い込んだようだ。
何があったのかわかっている人もいないようだ。

とにかく今は情報がほしい。
そう考え、部屋の中央にある壷を下ろして調べることにした。

所持品:マッチ棒x3
Date: 2005/11/01/Tue/12:46:56   [425]

Re:Turn.9
ジークヒルデ  
 蝋燭の明かりの中で私を覗き込む人影…。
 段々視界がはっきりとして来る。
 男の人と女の人の、2人…?

 男性の方が言葉を発した。
 久しぶりに思える意味を持つ言葉…。
 内容を考えるより前に安堵して…、それから言葉の意味に気付く。
 不意に走る、戦慄。
 「私は………自分が誰なのか、それに今までの記憶、何一つ覚えていません。」

 全身に震えが走る。
 それでは…、この人たちも私と同じ…!?
 一体何故、どうしてこんな事に…。
 これは皆、誰かが仕組んだ事?
 私は…私たちは、見張られているの?

 ふと気付く。
 怯えていても先に進めない。
 この状況が仕組まれたものであろうとなかろうと、誰かが見張っていてもいなくても、出来る事をしなければならないのは変わらない。
 今為すべきは現状の打開。
 1人では駄目でも2人、3人、仲間がいれば…。

 「あなた方は今のこの状況について、何かご存知ありませんか?」
 重なる問いかけに首を振る。
 「私…何も分からなくて…、ごめんなさい…。
 覚えているのは暗くて怖かった事だけ…。
 お願いです。明かりを消さないで下さい。」

 言いながらゆっくりと立ち上がる。
 大丈夫、どこも怪我はしていない…、きっと動けるはず…。



 蝋燭の近くに行って明かりを付けるのを手伝います。
Date: 2005/11/01/Tue/13:04:46   [427]

Re:Turn.9 END
M.Sekiya   HOME
ターン9終了。
Date: 2005/11/01/Tue/14:57:21   [429]

Turn.10   ターン経過!
M.Sekiya   HOME
(GMは”行動”の判定のみ行うことにします)

 せうは、その場に屈みこんだ。

 ジークヒルデは、灯りの点いたロウソクまで移動したが、”灯りを点ける手伝い”はできなかった。
1人で灯り点けを行いますか?

 M321-2は、柱台に乗っている2つの壷を降ろして調べることにした。
”赤い壷”と、”青い壷”、どちらを調べますか?
Date: 2005/11/01/Tue/15:09:12   [430]

Re:Turn.10
ワレモコウ  
ここはどこなのか、なぜここにいるのか分からないのはこの二人も同じだった。おまけに、記憶まで無いのも・・・
ひょっとしたら、ここにいる全員が記憶をなくしているのでは?

・・・ここにいる人たちは、何者かに集められて観察されている?
なんだか、そんな気がしてきた。
何の根拠も無く、ただの想像かもしれないけれど・・・嫌な気分だ。
正直に言えば、怖い。



落ち着け、自分。まず考えるべし。
とにかく、この部屋が何なのか、どうなっているのか把握しよう。錯乱するのはまた後で。

よし!
壁を調べるのは明かりが全部ついてからにしよう。倒れていた女の人も無事動けるようなので、少し安心した。
壷は調べようとしている人がいるのでそちらにお願いするとして、残りで目に付いたのは柱状の台だ。

柱台に何か変わった点が無いか、隅々まで調べることにする・・・
Date: 2005/11/01/Tue/22:51:44   [433]

Re:Turn.10
クラウド  E-Mail  HOME
「私…何も分からなくて…、ごめんなさい…。 覚えているのは暗くて怖かった事だけ…。 お願いです。明かりを消さないで下さい。」

 彼女はそう言うと明かりを点けに行った。
 どうやら体調の心配はなさそうだ。

 しかし………、彼女も何も覚えていないらしい。
 やはり同じ……、となるとここにいる全員が記憶を失っていると考えた方が良さそうだ。

 思った通り、全員の状況は同じ。
 誰も何も覚えていない…。
 fuckin'だぜ、これじゃホントに仕組まれたみたいだ…。

 現状を整理してみよう。
 ドーム状の真っ暗な部屋に、何故か数人が倒れていた。
 しかも全員が記憶を失っている。
 部屋の中央には台が2つあり、その上には赤と青、2つの壺がある。
 電球やライトの様な類いのものはなく、明かりは壁に設置されたロウソクのみ。

 薄暗くてよくわからないが、見たところ出入り口らしきものは見当たらない。
 一体どうやってこの部屋に入ってきたんだ?
 仮に誰かに運び込まれたにしても、どうやってここに入ってきた?
 どうやってここから出ていった?

 誰かがオレ達の記憶を抜き取ったのだとしたら、そいつに全て問いただすしかない。
 そのためには、まずここから抜け出す必要があるか。
 この部屋にはオレ達以外の人間はいないようだしな…。

 よし、まずは明かりを点けるか。
 一応の視界は保たれているものの、こうも薄暗くちゃ何かと動きにくい。

「私も手伝いますよ、3人で手分けして火を点けましょう。」

 と、突然ロウソクに火を点けた男の人が、ガクっと膝を着いた。
 そのままピクリとも動かない。
 何だ、どうしたんだ?

「どうしたんです、大丈夫ですかっ!?」

[行動:せうを揺さぶる]
[所持アイテム:無し]
Date: 2005/11/01/Tue/23:27:40   [434]

Re:Turn.10
ジークヒルデ  
 蝋燭の上で小さな炎が揺らめいている…。

 何も分からない、何も見えない中ではこの光だけが唯一の支え。
 揺らぐ弱い光はまるで儚い希望その物を現している様。
 消してはならない。 何があっても決して。

 突然、蝋燭の傍の人影が屈み込む。
 どうして? 何があったの!?
 慌てて駆け寄ろうとし…、止まる。
 このままでは火が消えてしまう…。 そうしたらまた全ては闇の中。
 光を知った分だけ、更に闇は深く、堪え難いはず…。

 「どうしたんです、大丈夫ですかっ!?」
 男の人が声を掛けている。
 先程私を起してくれた人。
 あの人がいるなら、多分蝋燭の人は大丈夫。
 だから、私は光を守る…。



 火の点いた蝋燭を持って、予備を残しつつ残る幾つかの蝋燭に火を点けて回ります。
Date: 2005/11/01/Tue/23:45:06   [436]

Re:Turn.10 〜沈黙〜
せう   HOME
少年はやがて成長し、多くの同志と共にいた。
"マーンショーン"と呼ばれる部屋で日々を過ごしていた。
部屋を灯すロウソク、その中央には二人の青年。
毎晩、同志と語らい、時に技を磨き合っていた。

『激痛による無意識のまま、自分の身体を調べる』

正体を掴む何かを、僕は無意識のうちに探していた。

<<所持アイテム>>
・マッチ箱

<<行動履歴>>
 『手探りで明かりを探す』→『触れたもの掴む』→
→『正面の壁を調べる』 →『更に注意深く調べる』→
→『マッチ箱を調べる』→『壁石でマッチ棒に点火を試みる』→
→『ろうそくに火をつける』 →『ロウソクの周りを調べる』→
→『思わずその場に屈みこむ』→『自分の身体を調べる』
Date: 2005/11/01/Tue/23:50:20   [437]

Re:Turn.10
M321-2  
”赤い壷”と、”青い壷”。
柱の上に乗っている壷の色を見比べる。
並べられた壷を見比べると
”青い壷”に興味を惹かれるのを感じた。

自分の感覚を信じ、”青い壷”を調べることにした。

所持品:マッチ棒x3
Date: 2005/11/02/Wed/12:48:14   [446]

Re:Turn.10 END
M.Sekiya   HOME
ターン10終了
Date: 2005/11/02/Wed/13:25:18   [449]

Turn.11   ターン経過!
M.Sekiya   HOME
 ワレモコウは、柱台を調べた…
壷の乗っていた場所に、何かが埋め込まれている!
暗くてよく見えないが、どうやらロウソクのようだ。
こんなところにもロウソクが!?

 クラウドはせうを揺さぶった。
しかし、せうはクラウドを無視して自分の身体を無意識に調べ始める。
激痛で、周りのことなど気にならないのだろう。
せうは、左の胸ポケットから”薄いケース”を取り出した。
そして、無造作にその中にあった丸い粒を飲み込む…

 ジークヒルデは、ロウソクを持って、他のロウソクに火を点け始めた…
室内は、徐々に明るさを増していく。
 あと1ターンで、石壁にある全てのロウソクに火を点けられます。
継続しますか?

 M321-2は、青い壷を調べることに…
壷の中にから、”紙”を見つけた!
その紙には、何か文字が書かれている。

 M321-2は、ジークヒルデが新たに点けた灯りのお蔭で、部屋の中央にいても、紙に書かれた文字を読むことができた。

そこには、こう書かれている。

「全てのロウソクに光を…」
Date: 2005/11/02/Wed/13:50:46   [450]

Re:Turn.11
クラウド  E-Mail  HOME
 彼は突然もがき出しかと思うと、ポケットの中からケースを取り出しその中に入っていた「何か」を、飲んだ!

 な……何か飲んだっ!?
 何だ?
 精神安定剤かっ?

 いや、仮にこの人も記憶を失っているとしたら薬を飲むコトも忘れているはず。
 それ以前に自分が薬を持っているコト自体覚えていないはずだ。

 マズい、非常にマズい。
 得体の知れないものを不用意に飲んでいい状況ではない。
 最悪の場合………いや、それは考えたくない。

 fuckin'だぜ、Fuckin'過ぎるぜ。

「すぐ吐き出してください!毒だったらどうするんですかっ!?」

[行動:薬を吐き出させる]
[所持アイテム:無し]
Date: 2005/11/02/Wed/16:38:14   [452]

Re:Turn.11
ジークヒルデ  
 ふわり。
 蝋燭の上で揺らめく炎。
 1つずつ増える度に部屋が明るくなってゆく…。

 不思議な気分。
 暖かい光を見つめていると、懐かしい様な安心した気持ちになれる。
 何も思い出せないけれど、覚えている。
 私は1人ではない。 仲間がいると……。
 希望を捨てない限り、必ず辿り着ける。
 心に浮ぶ、平穏の地に…。

 蝋燭の火を灯す度、心が凪いで来る。
 若しかしてこれも仕組まれた事なのかも知れないけれど…。
 それでも良い。 光があれば恐怖は遠のく。
 現を見つめ、立ち向かう力を見出す事が出来る。

 光よ。 お願い。 どうか私を、私たちを見捨てないで……。



 点けられる限りの蝋燭に火を点けてみます。
Date: 2005/11/02/Wed/17:34:23   [454]

Re:Turn.11 〜鼓動〜
せう   HOME
自分が何をしているのか分からない。
少し身体が揺れたような気がしたが、それすら気にならない。
何かが喉を抜ける感覚だけがリアルに感じる。
そしてすぐに身体が燃えるように熱くなるのを感じた。
しかし、その頭脳、心は限りなく澄んでいる。冷静だ。
今ならば人の気配はおろか、距離まで察知することができよう。

『ゆっくり目を閉じ、周囲の気配を探る』

そう、我が命は…。

<<所持アイテム>>
・マッチ箱

<<行動履歴>>
 『手探りで明かりを探す』→『触れたもの掴む』→
→『正面の壁を調べる』 →『更に注意深く調べる』→
→『マッチ箱を調べる』→『壁石でマッチ棒に点火を試みる』→
→『ろうそくに火をつける』 →『ロウソクの周りを調べる』→
→『思わずその場に屈みこむ』→『自分の身体を調べる』→
→『ゆっくり目を閉じ、周囲の気配を探る』
Date: 2005/11/02/Wed/20:49:28   [462]

Re:Turn.11 END
M.Sekiya   HOME
11終了っす
Date: 2005/11/03/Thu/14:39:31   [476]

Turn.12   ターン経過!
M.Sekiya   HOME
 クラウドは、せうの背中を叩き、薬を吐き出させようとした…
だが、せうは静かになったまま、ピクリともしない。


 ジークヒルデは、石壁にあるロウソク全てに火を灯した。
明るくなった部屋で見えるのは、2つの壷と、2本の柱台、そして、数人の人間。
壷の近くでは、誰かが紙を読んでいる。


 せうは、ゆっくり目を閉じ、周囲の気配を探ってみた…
「ピ、ピ、ピ…」っという電子音が一定のリズムで聞こえてくる。
せうは、ゆっくりと目を明けた。
辺りには、大きなカプセルのようなものが数体並んでいる。
その中で人が眠っているようだ…。
せうの身体は固定され、全く動くことができない。
どうやら、せう自身も、あのカプセルの中に入れられているらしい。

カプセルの上には、こう書かれている。
「夢冒険ルシア 〜エピソード1〜 DREAM NETWORK SYSTEM Ver 1.00」
!?
せうの記憶が徐々に蘇る………
そうか、”あの部屋”は夢の中に創られた仮想世界……
強制終了ボタンとなる「妖しげなクスリ」を飲んでしまい、目を覚ましてしまったというわけか。
Date: 2005/11/03/Thu/14:40:17   [477]

Re:Turn.12
クラウド  E-Mail  HOME
 ダメだ。
 吐き出すどころか、今度は全く動かなくなった。
 まさか、もう手遅れ……。
 いや、まだ間に合うはずだ。
 何とか…何とかしないとっ。

 そうだっ、仮にあの薬が毒だったとしたら、その解毒剤も一緒に持っている可能性もあるっ。
 誰かに渡されたにしろ自分で持ってきたにしろ、他の薬も持っているはず。

 ひょっとしたら他に何も持っていないかもしれないが、わずかでも可能性がある以上、それに賭けてみるコトにした。

[行動:せうの体を調べる]
[所持アイテム:無し]
Date: 2005/11/03/Thu/16:31:55   [481]

Re:Turn.12 〜人造〜
せう   HOME
大きな筒の中で閉じ込められている。
…いや、我はここで目覚めを待っているのだ。
筒の向こうでは、武道とは無に等しい老人が何やら叫んでいる。
「私のバケーガークの最終傑作じゃ!」
バケーガーク、我にとっては妖術のようにしか思えない代物だ。
老人は、我が眠る筒を前になにやらつぶやいているようだ。
大豆ほどの大きさの何やら色ついた豆がある、カプセルと言うらしい。
「さあ、目覚めよ!フィフス・ルシアよ!」
筒の中の液体が流れていく、始めて空気に触れた瞬間だ。
「……」
「フィフスよ、古の民ジパングの血を受け継ぐ5番目のルシアよ!」
「我が名は瀬鵜、我は誰にも仕えぬわ!」
老人のカプセルを奪い取り、同時に無数の閃光が老人を襲う。
      
              !!

………
……


『接触する者に気付いていないふりをしてゆっくり目を開ける』

我は誰にも仕えぬ、戦国の羅刹なり。
作られし者あれど、我は人であらんとす。
人であらん故、ある組織より脱する者なり。

<<所持アイテム>>
・マッチ箱

<<行動履歴>>
 『手探りで明かりを探す』→『触れたもの掴む』→
→『正面の壁を調べる』 →『更に注意深く調べる』→
→『マッチ箱を調べる』→『壁石でマッチ棒に点火を試みる』→
→『ろうそくに火をつける』 →『ロウソクの周りを調べる』→
→『思わずその場に屈みこむ』→『自分の身体を調べる』→
→『ゆっくり目を閉じ、周囲の気配を探る』 →『目を開ける』
Date: 2005/11/03/Thu/20:18:58   [482]

Re:Turn.12
リスナー  
・・・衝撃を理由に、心が寝ていたようだ。
そして、ようやく「警戒心」が生まれた。

「このままではいけない。どうにかしないと。」
私は自分の周辺を探索してみた。
Date: 2005/11/03/Thu/21:19:07   [484]

Re:Turn.12
ワレモコウ  
柱台の上にもロウソクがある・・・
これにも火をつけるべきなのかな?でも、何故こんなところに。
・・・怪しい。

ロウソクに見せかけて導火線、なんてことはない・・・よ・・・ね?
妙な警戒心がわいてくる。
火をつけたら最後、導火線のその先は・・・
想像はどんどん悪い方向に転がっていく。さっき押しやったはずの恐怖がまた復活しそうになる。
でも、わざわざ柱台の上にあるのは何か意味があってのことかもしれない。
多分普通のロウソクだろうし、いっそ思い切って点火してみようか・・・

うーむ・・・・・

警戒心と好奇心の板挟み状態で悩んでいたら、周りの人に何かあったようだ。
最初にロウソクをつけてくれた人が、変な薬を飲み込んだらしい!
う、どうしよう!?

おろおろしていたら、何だか少し静かになった。
・・・大丈夫なのかな・・・?
・・・大丈夫でありますように・・・。

・・・。
思い切って柱台の上のロウソクに点火してみよう。壁のロウソクを一本借りてくればできるだろうか。

何かが吹っ切れたのか、それとも単なるやけくそなのか自分でも判らないまま火をつける・・・
Date: 2005/11/03/Thu/22:26:48   [485]

Re:Turn.12
ジークヒルデ  
 最後の蝋燭に火が点ると、小さな世界の夜が消え、暁が訪れる………。


 何も不安がないと言えばそれは嘘。
 相変わらず自分の事も周りの事も分からない。
 それでも縛り付けられる様な恐怖は消え、自由に考え、動く事が出来る。
 光が満ち、視界が開いただけ。
 たったそれだけで全てが解放される。

 部屋の真ん中には柱の様な台が2つ。 傍に赤い壷と青い壷。 何人かの人が見える。 1人の人は壷の所で何かを読んでいる。

 何をしているの?
 理由の分からない不安と期待で心が波立つ。
 思わず近付こうとして気付いたのは別の事。
 最初にこの蝋燭の傍にいた人が倒れている。
 私を起してくれた人が介抱しているけれど、動かない。
 一体、何があったの? まさか……?

 消えていた恐怖がまたしても絡み付いて来る。
 けれど…。

 大丈夫。 光があるから。 きっと大丈夫…。
 だから…。
 まずは初めの場所に蝋燭を戻して、それからあの人たちの様子を見て…。
 近くにも光があれば、きっと役に立つはず。

 絶対に諦めない。
 いつか外の、光の世界に還る為に…。 みんな揃って還る為に…。
 だから…、今の私に出来る限りの事をする…。



 元あった壁に蝋燭を返しに行き、2人と合流して様子をみます。
Date: 2005/11/03/Thu/23:27:54   [487]

Re:Turn.12 END
M.Sekiya   HOME
12END
Date: 2005/11/04/Fri/09:19:58   [492]

Turn.13   ターン経過!
M.Sekiya   HOME
 ジークヒルデは、クラウド達の近くへ移動した。

 クラウドはせうの身体を調べた…
”飲み薬”のようなものが1つ見つかった!

「クラウドは”飲み薬”を手に入れた!」
どうしますか?
 1.自分で飲む
 2.せうに、口移しで飲ませる
 3.近寄ってきた女性に、飲んでもらう
 4.その他(具体的な行動を書いてください)

 リスナーは自分の周囲を調べた…
近くに赤い壷が置いてある。

 せうは、再び深い眠りに落ちると、ゆっくり目蓋を開いた。
そこに見えるのは…?

 ワレモコウは、壁からロウソクを持ってきて柱台の上のロウソクに火を灯す…。
(全てのロウソクに、火が灯った)
すると、何かのセンサーに反応したのだろうか、天井から細く強い光が落ちてきた!?
その光は、部屋のほぼ中央へ一直線に伸びている。
さて、どうしますか?
 1.強い光(レーザー光)を触ってみる
 2.レーザーの当たっている箇所(床)を調べる
 3.その他

※上記の選択肢は、Turn14以降なら、ワレモコウさん以外でも選択可能です。
Date: 2005/11/04/Fri/09:41:26   [493]

Re:Turn.13 修正
M321-2  
「すべてのロウソクに光を…」
これはいったいどういう意味なのか。
明かりがついたおかげで読めたのは良いが肝心の意味がわからない。
わかることはただ一つ、ロウソクに光をつけると何かが起こること。

考えているうちに最後のロウソクに光が灯されたらしい。
部屋の中央へと強い光がさしている。
青い壷の中にこの現象の引き金となることが書いてあったなら、
赤い壷の中に何が起こるのか書いてあるかもしれない。

「まだそれが何であるのかわからない。
 赤い壷に何か情報があるかもしれないから、
 私はもう一つの壷を調べてみる」
そう光の側にいる人に言って、赤い壷を調べます。
調べた結果、わかったことがあったらみんなに知らせます。

所持品:マッチ棒x3

明日、明後日とこれませんので、その間SLEEPです。
Date: 2005/11/04/Fri/13:05:22   [495]

Re:Turn.13
リスナー  
私は赤い壷を見つけた。
この赤い壷は何なのであろうか?
私は恐怖もあるがやはり気になり、恐る恐る中を覗き込んでみた。
Date: 2005/11/04/Fri/16:53:01   [500]

Re:Turn.13
ジークヒルデ  
 最初に蝋燭の所にいた人は静かに横たわり、私を起してくれた人が懸命になってその身体から何かを探している。
 やがて手にしたのは…。
 何? 飲み薬……?

 「解毒剤かもしれない」
 真剣な顔で呟く声。
 毒…!? 何て事…。
 「でも、かもしれないというだけで得体が知れないものであるコトは確かなので、いきなり飲ませるのはちょっと危ないですね。
 試しに舐めてみてくださいませんか?」
 突然私の方を向いたと思ったら、えぇ…!?
 私が…。 まさか毒…見……っ!?

 聞き間違いでなければ夢だと思いたいけれど…、男の人の顔は真剣で…。
 何も分からないこの状況で、得体の知れない薬なんて口に出来ない。
 でも。
 「私…、何故…!?」
 人助けと思ってお願いします!
 重ねて言われては…。 断る事は…、出来るはず…。 …でも……。
 倒れている人を見る。
 青ざめて静かな顔。
 若し、私で試してこの人が助かってくれるなら…。
 必ずみんなで還る為に…。
 1人として欠けないで帰る為に。

 「…分かりました……。」
 飲み薬らしき物を軽く口に含んでみる。
 え?

 口に含むと快い甘さ。
 何て美味しいの…。
 私を捉えるべき恐怖を忘れ、全身に力が満ちて行く。
 疲れは消え、心は癒され…。 あるのはただ、喜びのみ。
 幸福感に思わず笑いがこぼれる。
 男の人が不思議そうに私を見ているけれど…。
 大丈夫。 心配なんて何もないもの。

 昂揚する気分のまま、辺りを見回す。
 部屋の中の床が光っている。
 何かしら? 面白そう。
 調べる為に光の方に向かって走り出す…。



 毒見(?)をした後、ワレモコウ様と合流を図ってみます。
Date: 2005/11/04/Fri/17:07:44   [501]

Re:Turn.13
クラウド  E-Mail  HOME
 あった!
 薬だ、先程と同じ粒状の薬。
「解毒剤かもしれない」

 問題は「かもしれない」という点だ。
 見たところ怪しい感じはないな…。

 そうこうしていると、先程の女性が火を点け終えて戻ってきた。
 よし。

「試しに舐めてみてくださいませんか?」
 人に毒見させるのはちょっと外道な気もするが、多分大丈夫だろう。
 女性はかなり戸惑っていたが、「…分かりました……。」と言うと毒見を引き受けてくれた。

 ………………。
 ……………………。
 …………………………何だっ!?
 薬を舐めた途端急に活力が出てきたように見える。
 一体何の薬だったんだ?
 女性はそのまま楽しそうに部屋の中央に走っていった。

 とりあえず、毒ではなさそうだ。
 むしろ活力が出てくるらしい代物、これを飲ませればこの人も元気になるかもしれない。
 よし、飲ませてみよう。

[行動:薬をせうに飲ませる]
[所持アイテム:活力が出るらしい薬]
Date: 2005/11/04/Fri/18:17:52   [511]

Re:Turn.13 〜封印〜
せう   HOME
二つの薬がある。
一つは、古の血を呼び覚ます悪魔の赤いカプセル薬。
もう一つは古の血を封印する、ルシアの青い飲み薬。
そのルシアも老いた後は研究に明け暮れ、かつてのルシアではなかったのだが。
青い飲み薬を飲み、古の血を封印することで組織の追撃を逃れたわけだ。

…目蓋をそっと開ける。
目の前には一人の青年がいた。
一瞬身構えるが、ルシアの青い飲み薬を差し出しているではないか。

『青い飲み薬を受け取り、飲む。』

我はこの時代にて、必要なきものなり。
我が力、此の者に封印せり。
しからば・・・御免・・・。

<<所持アイテム>>
・マッチ箱

<<行動履歴>>
 『手探りで明かりを探す』→『触れたもの掴む』→
→『正面の壁を調べる』 →『更に注意深く調べる』→
→『マッチ箱を調べる』→『壁石でマッチ棒に点火を試みる』→
→『ろうそくに火をつける』 →『ロウソクの周りを調べる』→
→『思わずその場に屈みこむ』→『自分の身体を調べる』→
→『ゆっくり目を閉じ、周囲の気配を探る』 →『目を開ける』 →
→『青い飲み薬を受け取り、飲む』
Date: 2005/11/04/Fri/20:03:57   [512]

Re:Turn.13
ワレモコウ  
どきどきしながら柱台のロウソクに点火してみた。すると・・・
・・・何事も無く火がついた。炎はそのままゆらゆら揺れている。
良かった。普通のロウソクだった。
ほっとして気を抜いた瞬間、炎とは違う色合いの光が目に入った。

?!
天井からの一条の光は、部屋のほぼ中央、床の上へと伸びている。
これは・・・
何なのかは判らない。でも、この部屋から出るための手がかりになるかもしれない。
光がまぶしく感じられる・・・

青い壷を調べた人が赤い壷も調べてくれるという。
お願いします、と言ってから部屋の中央に行ってみる。
強い光に触るのは今はやめておこう。壷を調べ終わるまでは何なのか判らないし、こういう細くて強い光に触ったらやけどしそうな気もする。
光が当たっている床を見てみよう、と思ってしゃがみこむ。

ふと、向こうの話し声が耳に入ってくる。
「試しに舐めてみて・・・」とか聞こえたような・・・
天井からの光にすっかり気を取られていた。あちらはどうなっているのだろう?
と、そちらから女の人が走ってきた。何だかとても楽しそうなのは、多分気のせいではない。

「この光は・・・何なんでしょう?
 ちょっと触らないほうが良さそうなんですけど・・・」
向こうで何があったのか気にかかるが、それは後回しにして彼女に話し掛けてみる。
一人で考えるよりも皆で考えた方が、答えが出やすいはずだ。

(床をざっと見てから、ジークヒルデさんに話し掛けます。)
Date: 2005/11/04/Fri/22:26:01   [514]

Re:Turn.13 END
M.Sekiya   HOME
最後の謎です。
Date: 2005/11/05/Sat/11:47:53   [517]

Turn.14   ターン経過!
M.Sekiya   HOME
 M321-2は”赤い壷”を調べた…
外側には何もないようだ。
中へ手を入れますか?

 リスナーは”赤い壷”を覗き込んだ…
暗がりに、針のようなものが光って見えた。

 ジークヒルデは、妖しい飲み薬を1口飲んでみた…
ジークヒルデの顔が喜びに満ち溢れ、笑いがこぼれる。
そのまま部屋の中心に向かって走り出した。
どうやら、この飲み薬は、アルコール度90%の消毒液だったようだ!
火をかければ、よく燃えることだろう…。
(ジークヒルデがアルコールに強ければ、きっと大丈夫)

 クラウドは、消毒液をせうに飲ませた。

 せうは、その青い容器に入った消毒液を飲み込む…
せうが、アルコールに強ければ、特に問題はないはずだが…


 ワレモコウは、光の当たっている床を調べた…
光から少しずれた場所に、宝石のような物が埋め込まれている!
もし、光が垂直であったなら、この宝石に直撃していたはず。

 光を宝石に当てれば、また何らかの仕掛けが作動するかもしれない。
”レンズ”のようなものがあれば、この光を屈折させ、宝石に当てることができるだろう。

 そう、この中に初めからレンズを所有している人物が一人だけいる。
その人物とは………
Date: 2005/11/05/Sat/11:55:40   [518]

Re:Turn.14
リスナー  
きらり、と針のようなものが光る。
好奇心に身を任せ、しかし警戒しつつそれを掴もうとする。
Date: 2005/11/05/Sat/12:23:01   [520]

Re:Turn.14
クラウド  E-Mail  HOME
 とりあえず飲ませてみよう。
 きっとあの女性の様に活力に満ち溢れてくるはず…。

 薬を飲ませていると、妙に刺激のある匂いがした。
 鼻を刺すようなこの匂いは………そうだ、アルコールの匂い!
 一体どこにアルコールなんか…………………。
 え……………アルコール…?

 ……………。
 ………………。
 ……………………………………………………。
 今この部屋に液体がある場所は一箇所しかない。
 水道もないし、どこかに何か溜まっている様子もない。
 ま、まさか…………。

 薬を飲ませるのを中断すると、恐る恐るその匂いを嗅いでみる。
 ぬぉっ!
 は、鼻が………。

 ま、間違いない。
 この薬だ、これはアルコールだ!
 というコトは、さっきの女性は活力が出てきたのではなく、単に酔っ払っただけ…?

 彼女が走っていった方向を見てみる。
 顔が赤い、足取りがおぼつかない、妙なハイテンションになっている。
 典型的な酔っ払いだ。
 …………………。

 一口飲んだだけであの有様とは……よほど酒に弱いのか、それともこの濃度が強すぎるのか。
 試しに少し飲んでみよう。

 グビっ

「○×△□@★♪〒◇〜〜〜〜っっっ!!!!」

「ケホっ、ケホっ、ケホっコホっ!」

 の、喉が焼ける。
 何て強い酒だ…。
 まともに飲める代物じゃない。
 というか、元々飲用酒か?
 ひょっとして消毒液とか……。

 ……………だ、大分飲ませてしまった………。
 大丈夫だろうか…。
 ちょ、ちょっと様子を見てみよう……。

[行動:せうの様子を見る]
[所持アイテム:濃度90%消毒液]
Date: 2005/11/05/Sat/13:58:59   [524]

Re:Turn.14
ジークヒルデ  
 ちかり。
 光を反射して床が輝く。

 不思議…。
 何だかこんな光景をどこかで見た事がある様な気分。
 若しかすると前にもこんな事でも…あった…の…?

 「この光は・・・何なんでしょう?
  ちょっと触らないほうが良さそうなんですけど・・・」

 光の傍で床を調べていた女の人がこちらを向いて言う。
 前に私を起してくれた人。
 良かった…。 無事だったのね…。
 「そうですよね。 先ずは床をよく調べてから…。 え?」
 光から少しずれた場所、ぎりぎりの場所に何か埋まって…?
 彼女が床を調べている時に見つかった物らしい。
 とても綺麗な宝石の様な…。 全てを魅了する輝き。
 素敵……。

 暫らく見惚れてから我に返る。
 こう言う事にする事は…。
 物語だと確か、この光の先の床が抜けて隠し部屋が現れたり(でもこの部屋が既に隠し部屋みたい)、鍵穴が見つかって隠し財宝が出て来たり(鍵なんてないし)、何か起こるはずなのだけれど…。

 床を叩くのは…。 止めておく。
 埋め込んである宝石を取り外す。 …先ず無理。
 鏡で光を反射…。 私、鏡なんて多分持っていない…。

 とすると、後、残る方法は…。
 そうよ! そうだわ!

 「眼鏡を…、レンズを使ってみて下さい!
 若しかしたら…。
  あの宝石に光を当てる事が出来れば何か起こるかも知れないわ!!」




 眼鏡を使って宝石に光を当ててくれる様に、ワレモコウ様に頼んでみます。
Date: 2005/11/05/Sat/16:35:19   [526]

Re:Turn.14 〜人生〜
せう   HOME
例え作られた人間であったとしても、
人によって自由を縛られる人間であったとしても、
その時間を全うすべき空間があり、生命がある。
人の生き様、人生。
青い飲み薬をゆっくりと飲み、その淡い感覚に酔いしれる。
"エータノール680R"これが封印の薬の名称である。
普段は消毒液と呼ばれ、身体を清潔にする効用がある。
しかし作られし人であるクローンにとっては、
身体基礎抵抗力が遺伝子操作によって強化されているため、
脳細胞を麻痺させる麻酔の効果のみ発揮するのである。
殺気立った顔も穏やかになり、筋力も人並みに戻ってきたようだ。

『クラウドにお礼を言う』

「ありがとうございます。詳しい説明はできませんが、助かりました。」
僕は僕の人生を勝ち取りたいから…。
その為に"瀬鵜"ではなく、"せう"としてこの部屋から抜け出したい。
部屋の中央に見える一筋の光、僕にはあれこそが希望の光に見えた。

<<所持アイテム>>
・マッチ箱

<<行動履歴>>
 『手探りで明かりを探す』→『触れたもの掴む』→
→『正面の壁を調べる』 →『更に注意深く調べる』→
→『マッチ箱を調べる』→『壁石でマッチ棒に点火を試みる』→
→『ろうそくに火をつける』 →『ロウソクの周りを調べる』→
→『思わずその場に屈みこむ』→『自分の身体を調べる』→
→『ゆっくり目を閉じ、周囲の気配を探る』 →『目を開ける』 →
→『青い薬を受け取り、飲む』→『クラウドに話しかける』
Date: 2005/11/05/Sat/21:17:21   [536]

Re:Turn.14
ワレモコウ  
光が当たっている場所のすぐそばには、宝石らしきものが埋め込まれている。

これは、『光をここに当てなさい』ということなんだろうな・・・
この宝石に光を当てれば、きっとまた何かの仕掛けが作動するはずだ。
ただ、どうやって光の向きを変えようか?
あいにく、光を反射させられるような物は持っていない。
天井の光源をいじくるのは手が届かないから無理だし・・・

ううむ・・・
あと少し、ずらすことさえ出来れば。

ほんの数センチの距離が、どこまでも遠く感じられたとき。
こちらに来て、一緒に床の宝石を見ていた女性が名案を思いついてくれた!
「眼鏡を…、レンズを使ってみて下さい!
 若しかしたら…。
 あの宝石に光を当てる事が出来れば何か起こるかも知れないわ!!」

あぁ!なるほど!!
眼鏡のレンズなら光を屈折させられる!
いつも眼鏡をかけているのに、うっかりしていた。

「そうですね!早速やってみます!」
眼鏡を外し、光がレンズを通るようにかざしてみる。
周りの全てがぼやけ、隣りの女性の顔もはっきり見えなくなるが、目を細めれば光と宝石の位置ぐらいは判る。
よし。為せば成る!

レンズの向きを調節して、光を宝石に当てる・・・!
Date: 2005/11/05/Sat/21:37:11   [538]

Re:Turn.14 END
M.Sekiya   HOME
ターン14終了です。
Date: 2005/11/06/Sun/08:56:52   [541]

Turn.FINAL   ターン経過!
M.Sekiya   HOME
 リスナーは、慎重に針を掴み取った…
針の先に、ねっとりとした液体が塗られている。
これは…、毒針である可能性が高い。
不用意に手を入れていたら、恐らく………

 消毒液を飲ませてしまったことに気付いたクラウドは、
せうの様子を伺った…

 消毒液…、いや、"エータノール680R"のお蔭で、せうの体調は回復!
クラウドに礼を言うと、中央の光を見上げ、何かを感じとっていた。

 床の宝石を見たジークヒルデは、その謎に気付く…
「眼鏡を…、レンズを使ってみて下さい!」

 そして、ワレモコウが、その案を実行する。
レンズの向きを調節し、光を宝石に当てると………

 床に埋め込まれた宝石が、まるで命を宿した様に、徐々に力を、輝きを増していく…
その輝きは部屋全体に広がり、石壁や人、全ての輪郭が消滅した。

 視界が完全に無くなると、それぞれの脳裏に”文字”が描かれていく…

CONGRATULATIONS!!

この文字を見た瞬間、PL達は、元の世界で目を覚ますことだろう。

「BBS-AVG エピソード1 暗闇の部屋」 Fin.
Date: 2005/11/06/Sun/09:51:43   [542]

Re:Turn.FINAL
クラウド  E-Mail  HOME
 だ、大丈夫だろうか……。
 こんな濃度の高いアルコールなんて普通は飲んだら大変なコトになるはず…。
 いや、実際飲んでみて喉が尋常でない熱さだ。
 多分今は声が出ないだろう。

 ドキドキしながら様子を伺っていると、彼の眉がピクっと動いた。
 まさか、意識が戻ったのか!?

「だ、大丈夫ですかっ!?」

 声をかけると、彼はゆっくりと起き上がった。

「ありがとうございます。詳しい説明はできませんが、助かりました。」

 ………。
 大丈夫………なのか?
 見たところどこも異常はなさそうだ。
 声もしっかりしている。

 良かった、何故かはよくわからないが彼は助かったようだ。

(いえ、ご無事で何よりです。)

 言おうと思ったが、声が出ない。
 やっぱりアルコールのせいか…。
 普通はそうなるよな?
 まあいいか、何か事情があるようだし、そこはオレの立ち入る領域じゃない。
 彼が助かればそれで充分だ、理由なんてどうでもいい。

 喋れない代わりに、にっこり微笑んでみせる。
 彼も笑っていた。
 よかった、本当に……。

 安心した途端、突然意識が遠のいてきた。
 あ、やっぱりあの薬オレには毒だったんだな…。
 今までは介抱する側だったのに、今度はされる側か…?
 意味ないなぁ、何やってんだろ、オレ………。

 遠のいていく意識の中で、何かが見える。

”CONGRATULATIONS!!”

 あ、なんか見覚えのある文字だな…。
 確かいつもやってるゲームで……。
 あれ、何でそんなコト覚えてるんだ?

 段々と記憶がはっきりしてくる。
 自分が誰で、今まで何をしていたのか。
 何で今まで忘れてたんだろう、今なら何でも思い出せるぞ。
 そう、あのゲームの名前は……確か……ヴァス………た…………。

パタっ

 オレ……死ぬのかな……。
 Fuckin'だぜ…………………。

[The End ?]
Date: 2005/11/06/Sun/11:01:54   [546]

Re:Turn.FINAL 〜躍動〜
せう   HOME
チュンチュン…
小鳥達のさえずりが聞こえる。
眩しい光が僕に目を覚ませと温かく照らしている。
ここは…僕の部屋!?

小さな部屋の中央で、レンズによって光が曲がった時、
"CONGRATULATIONS!!"という文字と共に意識が暗闇に閉ざされていた。

いったい、あれば夢だったのだろうか。
いや、夢にしてはかなり現実的すぎだった…。
もう、ルシアの薬は存在しない。
僕は僕の人生を、思うままに生きるだけだ…。

部屋を出ると、マナミが待っていた。
「せう!いつまで寝てるのよ?今日は木の実を取る約束だったじゃないっ!」
彼女は、僕が組織から逃げるために青い飲み薬を飲んだ後、
気を失っていたところを助けてくれた女性だ。
この小さな村で、村人みんながお互いに支えあって生活している。
「マナミ」
「どうしたの?」
「あの時、どんな人間なのかも分からないような僕を助けてくれて、本当にありがとう。」
「え…?急にどうしたって言うのよ?」
「その…えっと…ごめん。」
「貴方は、悪い人ではないわ。そう思っただけ。さあ、行きましょう!」
パンを口にくわえ、マナミと森へ駆け出していく…。

僕が倒れていた森はこの村のすぐ傍にある、源霊の森。
この森は生きていると言い伝えがあり、村はこの森を崇めているそうだ。
この森が僕を組織から匿ってくれたのだろうか?
…いや、今となってはもうどうでもいいことだ。

僕はこの村で、マナミ達と支えあって、第二の人生を歩んでいく…。


                      〜The Room of Darkness Seu's Story is Future END〜
Date: 2005/11/06/Sun/13:53:16   [549]

Re:Turn.FINAL
ジークヒルデ  
 床に埋め込まれた宝石が、まるで命を宿した様に、徐々に力を、輝きを増していく…
その輝きは部屋全体に広がり、石壁や人、全ての輪郭が消滅した。


 世界が光に包まれ、そして時が止まる。 古の伝説の呪文の様に。
 余りにも美しい…。 永遠の瞬間。
 この一瞬に全ての祈りは叶う…。

CONGRATULATIONS!!

…………………………
 「ルー。 起きなさい。」
 誰? 私を呼んでいるの?
 余りにも美しい時をこのまま、永遠に…。
 「ルー! ルーシーっ!! 早く起きないと氷水かけるわよっ!!」
 氷水…。 駄目よ、蝋燭の火が消えてしまうわ。
 呟いた瞬間、完全に目が覚める…。

 「全く…。 メフィストフェレスからあなたが眠り続けていると聞いた時にはびっくりしたけど。 まさかDREAM NETWORKに首を突っ込んでるとは思わなかったわよ。 これに懲りて少しは常識ってものを身に付けなさいっ!」
 「…はぁい……。」
 DREAM NETWORK。
 最近ひそかに話題になりつつあるシステム。
 意識体となって夢を辿り、何らかの使命を果たして現に戻って来る。
 人助けが目的らしいものの詳細は謎で、眠ったまま目覚めなくなる事も時折あるらしい。
 普通は危険極まりないものとして手を出さないのが賢明なのだけれど…。
 「でも…、私の力なら夢の中でも存在を続けられるって言ったのはセラだし…。 私、運動は苦手だし他に人助けなんて出来ないし…。 ファウスト博士の術は完全のはずだったし…。」
 「……………ルシファーナ・セレスタっっ!!」
 呆れ返った様子の親友、セラフィーナが怒るのを聞きながら夢の残滓に意識を向ける。
 闇の中、燃え上がる蝋燭。 倒れていた人影。 助け起していた男性。 心配そうに私を見てくれた女性。 その他の人たち。
 誰の事も忘れない。 大切な仲間だから。 現の中でも覚えている。
 そして。

 いつかきっとまた逢える。
   〜〜〜〜〜Fine(フィーネ)〜〜〜〜〜
Date: 2005/11/06/Sun/15:37:43   [554]

Re:Turn.FINAL
ワレモコウ  E-Mail 
『床に埋め込まれた宝石が、まるで命を宿した様に、徐々に力を、輝きを増していく…
その輝きは部屋全体に広がり、石壁や人、全ての輪郭が消滅した。

視界が完全に無くなると、それぞれの脳裏に”文字”が描かれていく…』

CONGRATULATIONS!!



・・・・こんぐらちゅれーしょんずっ!!
・・・・・はい?!

はたと気づけば、そこは見慣れた自分の部屋である。
窓の外では、徐々に夜が明けていく。また一日が始まる・・・
爽やかな、晴れた一日になりそうだ。
・・・それはともかく。
えぇと、私は何をしていたんだっけ?

・・・・・・・・。
うぐっ、居眠りしてた!?
目の前にあるのは広げられた本と散乱したメモ、書きかけのレポート用紙。
・・・提出する課題を徹夜で仕上げる途中、寝てしまっていた・・・?

いや、それは違う。
暗い部屋、ロウソクの明かりが脳裏をよぎる。
夢にしてははっきりしすぎた記憶。
それに、手の中を見てみれば。
眼鏡を持ったままだった。光の向きを曲げるために、外して持っていたんだった。
ただの居眠りなら、絶対にかけたままで寝ていただろう。

あの場所で会った人たちとは、また会うことになるかもしれない。
何故か、そんな気がする。


・・・そのあと、起きてきた家族に「こんな夢を見た」ということにしてあの体験を話してみた。

「夢にしてははっきりしてるんだけど・・・。」
真顔で返ってくる、家族からの答えは。
「うーん、それってひょっとして、
 アブダクションされたんじゃない?」
宇宙人による誘拐ですか?!
「・・・まぁそれは冗談として。」
・・・真顔のまま、もう一言。
「・・・で、レポートは終わったの?」

「!!!」

<了>
Date: 2005/11/06/Sun/19:18:52   [563]

Re:Turn.FINAL
リスナー  
壷の中から、毒針のようなもの・・・?
一体、何のためにこんなものがあるのだろうか。
 
と、突然強烈な光が目を襲った!
目がどうにかしてしまったのかと、勘違いをしてしまった。
そのどうにかしてしまった目を、ごしごしとこすってみる。
だが、視界は真っ白のまま・・・いや、「CONGRATULATIONS!!」の16文字がはっきりと見えて・・・
 
気がつけば、宿屋のベッドの「横」だった。
叩きつけられた感覚は「ベッドから落ちた」のだった。
さて、今日の朝飯はなんであろうか。
―にしても、現実味のある夢だった。おそらく、他の何人かも、このような夢を見ているのではないのだろうか。

私は、食堂でしっかりとご飯を3杯食べ、味噌汁を6杯お代わりした。
Date: 2005/11/07/Mon/22:19:46   [583]

Re:Turn.FINAL
M321-2  
CONGRATULATIONS!!

頭に文字が浮かぶとともに急激に意識が鮮明になる。
はっと我に返ると自分の部屋でテレビの前に座っていた。
暗い部屋でテレビとゲーム機の動く音がなっている。
どうやらゲームをしながら眠ってしまったようだ。
画面内では暗い洞窟で仲間達が主人公が動くのを待っている。
「早く行きましょう」
「怖気づいたのか?」
「時間がないのよ」
仲間達が主人公を通しプレイヤーを急かす。
私はそれに答えるように床に落ちたコントローラーに手を伸ばした。
Date: 2005/11/09/Wed/12:41:27   [609]

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